頼りになるのはやっぱり病院!ほうれい線の治療方法

気になるほうれい線を改善するには、美容皮膚科・外科での治療が一番確実な方法です。ですが、美容皮膚科や美容外科は、まだまだ多くの人にとって、普段の生活の中ではあまり馴染みのない病院かもしれませんね。しかしこうした医療機関は、活用すれば、美肌やアンチエイジングを大いに叶えてくれる存在です。ここでは、病院で受けられるほうれい線治療についてご紹介します。

“ほうれい線治療”が出来る美容クリニックってどんなところ?

美容クリニックとエステサロンの違い

美容クリニックとエステサロンで提供されているメニューは、痩身・美肌・脱毛と似ているものが多く、あまり違わないと思われがちです。ですが、美容クリニックでは医師免許を持った医師が治療するのに対し、エステサロンでは民間資格のエステティシャンが施術をおこなうため、美容クリニックで行われているような医療行為は一切受けられません。そのためエステサロンでは、手術はもちろん、美容マシンも出力を高く設定することが出来ません。また、薬剤に関しても取り扱いが制限されています。エステサロンより美容クリニックで治療を受けたほうが高い効果が得られるのは、こうした理由があるからなのです。

ほうれい線治療費・料金の目安は?

病院での治療とは言え、美容クリニックでのほうれい線治療は、保険適用されない自由診療であることがほとんどで、費用も比較的高額です。治療対象の範囲や程度などによっても変動がありますが、治療法別でおおよその料金相場をご紹介します。まず、一番手頃と思われるヒアルロン酸注入法で、15,000円〜230,000円。サーマクールで約68,000円〜650,000円、糸による施術(リードファインリフト)は約120,000円〜280,000円が目安。しかしこれらを見てもおわかりいただける通り、金額に大きな幅があるため、地道な手法になりますが、やはり美容クリニックをいくつも調べ、詳細まで比較してみるのが良いでしょう。

美容クリニックに行く前に知っておきたいポイント

美容クリニックに行く前に、まずは自分のお肌を任せられる「信頼できる医療機関」かどうかをチェックしましょう。大きなチェックポイントとしては、「医師の治療実績」「医師本人によるわかりやすいカウンセリング」「院内の雰囲気(清潔度やスタッフの対応など)」「明瞭な料金体系」が挙げられます。特に、医師の技術力やセンスのチェックは外せません。治療の説明が不足している、キャンペーンなどやたら勧誘してくるといった、対応に疑問が残るクリニックは、なるべく避けた方がいいといえます。

ほうれい線が目立ってきた…原因はなに?

若いころは気にも留めなかったのに、いつの間にか鼻から口元に向かって八の字に描かれてしまうほうれい線。これがあるだけで、とても老けた印象を与えてしまいます。もし「ほうれい線が深くなった・目立つようになった」と感じたら、それはたるみのせいかもしれません。

ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインは、頬の脂肪を中心として、脂肪が垂れ下がってくることで目立つようになります。加齢などによって肌の弾力が失われると、頬は支えを失い、皮下脂肪が前に押し出されます。もともとほうれい線ができていた場所に、上から脂肪がおおいかぶさったような状態です。そのため、ほうれい線の影が濃くなり、しわが深くなったように見えるのです。

また、ほうれい線の内側はコラーゲンなどの線維が多く丈夫です。一方、ほうれい線の外側、頬の部分は内側に比べると弱い構造になっています。そのためコラーゲンやエラスチンなどの線維が減少したり劣化したりするとたるみが生じやすく、外側から内側にたるんできます。ほうれい線に沿って影ができてしまうので、よりほうれい線が深く濃く見えるというわけです。コラーゲンやエラスチンの減少は加齢のほか、肌の乾燥などによっても引き起こされます。

ほうれい線を改善するには、保湿成分などほうれい線に有効な成分が配合されている化粧品を使う、マッサージをするなどといったケアが必要ですが、なかなか自分だけのケアでは解消されません。ほうれい線を確実に、キレイに解消するにはクリニックなどで専門的な治療を受けるのも一つの方法です。

これで解消!ほうれい線の治療方法一覧!

美容皮膚科・外科で提供している、ほうれい線改善のための治療方法をご紹介します。治療内容や方法、費用なども治療法によって様々。自分が受けたいと思う希望に添った治療法はどれかを選択するのに、またクリニック選びの時の参考にお役立てください。

ほうれい線をレーザーで消す

費用の目安:3万円〜40万円

特殊なマシンを用いて、光やレーザー、熱を肌に照射することでほうれい線を改善していく方法。切らずにほうれい線を効果的に改善できると大人気です。使用される医療機器は複数あり、サーマクール・ウルセラ・タイタン・ポラリスなどが代表的です。

【メリット】
レーザー治療はコラーゲンの生成を促します。コラーゲンの効果で、ほうれい線の改善だけではなく肌にツヤが出る、ハリが出る、きめ細やかになるなどのメリットが得られるでしょう。最近では痛みの少ない機器も登場しているため、痛みを感じる心配もほとんどありません。ヒアルロン酸注入よりも効果が持続しやすく、顔全体に美肌効果が期待できるのもうれしいところです。

【デメリット】
レーザー治療のデメリットは即効性がないという点です。段階的に施術を行うため、治療の数週間後から効果が出ることが多く、急激な変化を求める人にとっては物足りなさを感じることもあるでしょう。さらに、1回受けただけでは効果が持続せず、定期的な施術を必要とします。また、未熟な施術者のもとで行うとやけどのリスクがあるので注意が必要です。

ほうれい線を注射で消す

費用の目安:1万5千円〜23万円

薬剤をほうれい線に注射することで、ほうれい線の改善を図る方法です。傷もつかず安価なことから、手軽にできるほうれい線の治療法として幅広い世代から人気のある方法。代表的な注射治療が、ヒアルロン酸注射・ボトックス・PRP・レディエッセです。

【メリット】
ヒアルロン酸注入やボトックス注射は即効性が高いのがメリットです。施術をすればすぐに効果を実感することができるでしょう。ダウンタイムが非常に短いのも魅力。施術後すぐにメイクをすることもできます。また、ヒアルロン酸は体内にも存在する成分なのでアレルギーを起こすこともありません。ボトックス注射はほうれい線の予防にも効果があり、継続して行うことでしわができにくくなります。

【デメリット】
注射系の施術は色素沈着を起こしたり、内出血を起こしたりする場合があります。失敗するとしこりができたり、皮下出血を起こしたりすることもあるため、クリニックと医師の選定は非常に重要です。また、効果の持続期間が短く、効果を持続するには定期的に注射をしなければなりません。ほかに、ボトックス注射は注射をする部位や量によって無表情になってしまうリスクがあることも覚えておきましょう。

ほうれい線をプチ整形で消す

費用の目安:12万円〜28万円

医療用に開発された特殊な糸を使って、皮膚を内側から引き上げてほうれい線を改善する方法。ショッピングのついでに治療を受けられる、と言われるほどの気軽さが注目を集めています。治療法にはスレッドリフト・リードファインリフトなどがあります。

【メリット】
代表的なプチ整形に「スレッドリフト」という糸を使ってほうれい線を解消する方法があります。このメリットは、局所麻酔をするだけでメスを入れる必要がないことです。切開をするわけではないので肌への負担も少なく、ダウンタイムもほとんどありません。自然な仕上がりになるのもメリットです。糸の種類によっては効果も持続します。

【デメリット】
スレッドリフトは体内に吸収される糸を使ったプチ整形です。糸は1~2年程度で体内に吸収されてしまうので、効果を持続させるには再度施術が必要になります。失敗すると施術後、腫れや痛みを生じることがあります。さらには偏頭痛が起こったり、糸がゆるんですぐに戻ってしまったりという失敗も考えられるため、クリニック選びは慎重に行ってください。

ほうれい線を手術で消す

費用の目安:28万円〜84万円

髪の生え際などの目立たない場所を切開し、顔全体を引き上げてほうれい線を改善する方法。深いほうれい線でもその改善効果がわかりやすく、根強い人気を誇る手術です。フェイスリフト・ミニリフト(チークリフト)などといった治療方法が提供されています。

【メリット】
切開をしてたるみを取る手術のメリットは、1度の施術で10年以上は効果が持続することです。クリニックなどに何度も通う必要もありません。技術的・美容的にセンスのある医師のもとで行えば、理想の形に仕上げることができ、より美しいフェイスラインになります。確実にほうれい線が解消されるというのは大きなメリットでしょう。

【デメリット】
切開をともなう手術はダウンタイムが必要なので、会社を休まなければなりません。術後に腫れ、痛みなどの副作用が出ることもあります。失敗すると修正手術が必要になりますが、修正手術は負担も大きく費用もかかるうえ、修正をしたからキレイになれるとは限りません。また修正ができないこともあるため医師選びは慎重に行うことが必要です。費用が高いこともデメリットです。

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