目の下のたるみ手術って何するの?

目の下のたるみを取る3タイプの手術・治療法とは?

美容外科クリニックで行われている目の下のたるみを取る手術。一体どのような手術が行われているのでしょうか?切開せずに除去する手術、切開を必要とする手術、注射でたるみを解消する治療の3タイプを紹介します。

切らない手術~経結膜脱脂法の場合~

目の下のたるみを取るために最も効果的なのが脱脂術ですが、中でも「経結膜脱脂法」を行っている美容外科が多いでしょう。以前は下まつ毛の隙間から切開を行い脂肪を除去する「切る脱脂術」が一般的でしたが、切開による影響でダウンタイムが長く、患者さんへの負担が大きい点がデメリットでした。そこで患者さんへの負担が少ない経結膜脱脂術を取り入れる美容外科が増えてきたのです。
経結膜脱脂法は、麻酔をした後にまぶたを裏返して結膜部分を1センチほど切開し、眼窩脂肪を押しだします。下まぶたの眼窩脂肪は3ブロックに分かれているので、押し出された脂肪のうち、たるみやクマの原因となっている脂肪を必要に応じて切除し、止血を行えば終了です。眼窩脂肪を適量除去することで高低差をなくし、たるみと同時にクマも解消することができます。
デザインから切除まで30~40分程度で、2日~1週間程度赤みや腫れが出る場合がありますが、ほとんどの場合ダウンタイムはほぼありません。まぶたの裏側に小さな穴を開けるだけなので、顔表面に傷跡が残ることもありません。

切る手術~皮弁法・筋皮弁法の場合~

目の下のたるみが中度以上で、皮膚が余ってたるんでしまっている場合には「皮弁法」「筋皮弁法」が適用される場合があります。
皮弁法は、皮膚のしわが目立ち、たるみがそれほど気にならない場合に適用される、皮膚のみを切除する手術法です。若い方でしわが下まぶたの縁に近いものに限られますが、実際にはこの手術が行われることはほとんどありません。
しわだけでなく、たるみが気になる場合には筋皮弁法が適用されます。下まぶたの際で皮膚を切開し、皮膚、筋肉の下で剥離を行い、筋肉や外上方に引き上げて外側の骨膜に固定。たるみを改善し、余剰皮膚を切除します。その際に突出している眼窩脂肪を除去することが多く、以前はこの手術法が目の下のたるみ手術の主流と言えました。
2日間はテープで固定し、通常5日目に抜糸。7日目からメイクが可能になります。切開部は1ヶ月~3ヶ月ほど軽い赤みが続きます。お休みをとるなら、1週間程度は見ておいた方がいいでしょう。

注射~ヒアルロン酸の場合~

目の下に特殊な成分を注射して、たるみを目立たなくさせる治療法もあります。注射系では、ヒアルロン酸がとくに有名でしょう。目の下のふくらみを除去するのではなく、そのふくらみに合わせて周囲に注入することで、ふくらみがないように見せる治療法です。ヒアルロン酸はもともと私たちの体内に存在する成分なので、体内に注入してもアレルギーなどを生じることもほとんどなく、安全性の高い治療法として知られています。
ただし、目の下へのヒアルロン酸注入は、0.01ml単位で注入をコントロールしなければ不自然な見た目になってしまうため、ほうれい線など他の部位への注射よりも高度なテクニックが必要だといわれています。ただし成功すれば、メスを使うような手術ではないので体への負担は軽く、まれに内出血が出る場合はありますが、メイクや洗顔は治療当日から可能です。
ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていき、半年ほどで効果がなくなってしまいますから、維持する場合は繰り返し治療を受ける必要があります。
ヒアルロン酸をはじめとする注射の他にも、レーザー照射や目元専用サーマクール、PRP療法など、美容外科によって様々な治療法が用意されています。どの治療法が最も適しているのかは、たるみの状態や患者さんの希望によって異なりますから、医師と相談の上、最適な方法を選択しましょう。

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