茶クマの原因と解消法

色素沈着が原因の茶クマを解消する方法とは!?

目の下が黄みがかったり茶色くくすんだりしているのは「茶クマ」と呼ばれるタイプのクマです。茶クマはなぜできてしまうのでしょうか?茶クマの解消方法や、予防方法などをご紹介します。

茶クマの原因は?

睡眠をしっかりとってもクマが解消されないのなら、もしかしたらそれは「茶クマ」かもしれません。睡眠不足からできてしまう青クマはうっすら黒い色をしているのですが、茶クマは目元が黄みがかったり茶色くくすんで見えたりしています。
茶クマは、睡眠不足や体調不良など、一時的な原因は関係なく、常にクマが出ている状態であることが特徴です。
茶クマの主な原因は、目元の皮膚の色素沈着。紫外線を受けたまま適切なケアをしなかったり、メイク時に目元をこすりすぎてしまったりすると、色素沈着を起こしやすくなります。アトピー性皮膚炎や化粧品かぶれも茶クマの原因になりえます。
また、遅発性両側性太田母斑様色素斑(ちはつせいりょうそくせいおおたぼはんようしきそはん)と呼ばれるアザが原因で茶クマになっている場合もあります。メラニンが皮膚の奥に沈着している状態で、20歳前後からできることが多く、頬、額、小鼻、目の下などに灰色と茶色が混ざったような色素斑として現れます。

茶クマの判別方法

茶クマの主な原因は色素沈着です。皮膚を引っ張ると色が薄くなります。上眼瞼にも同じような色素沈着ができている場合も多いです。茶クマを判別するためには、顔を天井に向けて鏡を見てみましょう。正面を見ているときと変わらない場合は、茶クマの可能性が高いです。黒クマは影が原因なので、角度を変えると見え方が変わります。クマに変化がないのであれば、茶クマの色素沈着でしょう。また、目のまわり全体が黒ずんで見えるのも、茶クマの特徴です。

色素沈着の原因は何か?

目元の皮膚組織は少なく、乾燥しやすいのが特徴。神経が敏感な上、色素沈着の大元の原因要素であるメラニン色素が生成されやすいので色素沈着が起こりやすいのです。下記に、メラニン色素の発生原因となりうるものを記載しますので、ぜひご確認ください。

  • 紫外線

    紫外線を肌表面に受けてしまうと、皮膚組織にダメージが及ばないように脳がメラニンを生成するように神経伝達物質を送ります。ですので、日差しが強い日にはUVケアはもちろん、日傘を差すことで予防していくのは欠かせません。

  • 乾燥

    年齢の積み重ねやターンオーバーの乱れによって、皮脂組織や細胞間脂質は減少していきます。 また、洗顔やクレンジングを強く行なっていたり、誤って行なっていたり、肌表面の油分を欠く方法だと水分が蒸発し、肌の乾燥が起きる原因になってしまいます。

  • 間違ったアイメイククレンジング

    専用リムーバーを使わないと、メラニン生成してしまう原因になってしまいます。ですが、リムーバーとの相性も考えなければなりません。メイクの落とし残しやまつ毛への負担など、目元のケアどころかダメージを与えてしまう場合があります。
    それどころか、専用ではないクレンジング剤を使ってる方は今すぐやめたほうがいいでしょう。また、なかなか化粧が落ちないからといって、コットンで擦る行為も色素沈着してしまう要因です。ポイントとしては、メイクアイテムと同メーカーのリムーバーを用いることにありますよ。

  • ドライアイ

    スマホを頻繁に見たり、一日中パソコンを触ったり、そういう習慣がある方は要注意。無意識に目を擦っている可能性があります。目を擦るのは、乾燥と色素沈着につながります。また、目を擦ることで、ドライアイにもなってしまいます。
    同時に、まばたきが正常にできていない可能性や眼輪筋の筋力低下している可能性がありますので、定期的にセルフチェックをすることをオススメします。チェックポイントは3つです。目の大きさに対し、下まつ毛がどれほど動くのか。目の上の方へ目の下が引き上げているかどうか。正常に開閉しているかどうか。スマホアプリやビデオカメラでスローモーションにして確認するのがオススメです。

以上4つが主な原因ですが、メラニンに有効な成分を取り入れることが解消法となります。有効な成分の代表例は、ハイドロキノン、アルブチン、ビタミンC、プラセンタなど。これらを肌に吸収させることで、予防と改善の効果を期待できます。次の項目で、具体的な解消法について述べていますのでチェックしてみてください。

茶クマの解消法は?

茶クマの主な原因は色素沈着なので、解消のためには美白ケアを心がける必要があります。美白効果のある基礎化粧品を選んでケアをし続けることや、週1回のピーリング習慣をつくってメラニンの排出を促すことで軽減できます。主に、下記4種類が解消法になります。

  • 紫外線対策

    上の原因で述べている通り、UVケアを行うことが重要です。夏の紫外線対策をしている方は多いと思いますが、紫外線は季節が関係ありません。ですので、夏に限らず365日UVケアをしていくことが効果的です。

  • ビタミンC誘導体などの美白成分が入った美白化粧品を用いる

    メラニン色素で生成されるのが、シミになり茶クマになるので美白成分が効果的です。

  • ピーリング

    皮膚組織の古い角質や表皮を剥がれやすくし、ターンオーバーの促進をさせるピーリング。肌の入れ替わりを早くすることで、滞っていたメラニン色素の排出もスムーズに行われます。

  • 抗酸化食品の摂取

    ビタミンCが多く含まれる食べ物が挙がります。

    例)パプリカやブロッコリー、ゴーヤ、トマト

しかし、どんなセルフケアでも茶クマが即座に解消されるわけではありません。なるべく早く確実に茶クマを薄くしたいのなら、美容外科での治療がおすすめです。特に遅発性両側性太田母斑様色素斑の場合はセルフケアでは解消することは難しく、レーザー治療が必要になります。また美白効果の高い薬ハイドロキシンを処方してもらうこともできますので、まずは美容外科・クリニックに相談に行ってみましょう。

茶クマは病気のサインかもしれない?

クマと関連性の高い病気のひとつに、アトピー性皮膚炎があります。茶クマは目のまわり全体が黒ずんでいることも多いです。目のまわりは皮膚が薄く、外部からの刺激に弱いもの。そのため、皮膚トラブルも起こりやすいのです。特にアトピー性皮膚炎などを起こしていると、色素沈着しやすくなります。花粉症皮膚炎の場合も、花粉やハウスダストが皮膚に付着することで皮膚トラブルを起こし、茶クマができることがあるのです。

また、バセドウ病が疑われることもあります。症状のひとつに眼球突出があり、クマができやすいのです。バセドウ病の場合は、甲状腺が腫れる、汗をかきやすい、手指の震え、倦怠感などの症状もあります。そういった症状がある場合は早めに病院に行きましょう。

茶クマを予防&再発予防するには?

目の下にクマができてしまうと、コンシーラーやファンデーションなどのメイクでなんとか隠そうとしますよね。しかし、茶クマの場合はなんとこのメイクこそが原因になってしまっていることが考えられます。アイメイクを落とすとき、ついついゴシゴシこすってしまってはいませんか?その摩擦による刺激から皮膚を守ろうとメラニンを過剰に分泌してしまい、それが色素沈着の原因となってしまいます。シートタイプのメイク落としはラクチンですが、知らず知らずこすってしまいがちですので注意してください。

摩擦が色素沈着になるわけですから、目がかゆくてもゴシゴシこするのは厳禁。かゆくて仕方がない場合は皮膚科などに相談を。また、化粧かぶれから茶クマに発展しまうことがあるので、肌に合わないと感じた場合は早急に使用を止めましょう。もちろん紫外線を浴びることでも悪化するので、紫外線対策は必ずお忘れなく。

乾燥ケアを徹底するのも、茶クマ予防の要!乾燥が色素沈着につながるため、洗顔料をすすぐときの洗いすぎに注意し、保湿成分たっぷりの化粧品をやさしく目元に置くようにしみ込ませていきます。日々の正しい洗顔とスキンケアが、色素沈着のない目元をつくっていきます。

また、美容クリニックで定期的にイオン導入をしてもらうのも、色素沈着によるクマを防ぐ効果があります。イオン導入は、皮膚に微量の電流を流すことで、水溶性のビタミンCなどの有効成分をお肌の奥まで浸透させることが可能な施術メニューです。美白作用が認められており、ニキビ治療やシミ治療などにも利用されるものですが、軽度のクマを解消させるくらいにも効果があり、クマ予防には最適です。

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